立川志の春さんは落語家です。
しかし、その経歴は今までの落語家らしくありません。
帰国子女であり、一流といわれる商社に就職。しかし、商社を退職して落語家になるという異例の落語家です。
また、楽しみながら英語を学ぶ方法の一つとなってきている英語落語。
立川志の春さんはその英語落語にも取り組んでいます。
幅広い知識を持ち、毎日努力を続けている立川志の春さん。
落語家としては異例の経歴を持つ立川志の春さんについて書いていきます。
ぜひ最後まで読んでください!
立川志の春は英語落語に挑戦?
二ツ目に昇進したころから積極的に英語落語を始めました。
前座時代に1度、英語落語をする機会がありました。
そのころは「英語落語」をすることに否定的でした。
立川志の春さんは、
「落語は生で、お客さんと呼吸を合わせながら、日本語でやってこそ面白さが伝わるもの。
英語ですると魅力が半減する。」
と考えていました。
この古典落語を立川志の春さんが自分で翻訳して演じました。
英語落語って初めて知ったわ。
一度聞いてみたいな。
初めて聞いたという人は多いかもしれませんね。
簡単な英語を使っているみたいですよ。
立川志の春が英語落語に挑戦したのはなぜ?
日本の伝統芸能の落語を世界に向けて発信したいという思いで挑戦。
初めて前座で英語落語をした時にすごく受けたことや二ツ目になり挑戦しようと考えました。
立川志の春さんは日本の伝統芸能である落語を世界の人に知ってもらいたいという思いでいます。
そのために世界の共通語といわれている英語を使うことで世界の多くの人に落語を聞いてもらい、日本の文化にふれる機会を作りたいと考えているのでしょう。
また、日本人にとって英語の勉強は課題の一つになっています。
立川志の春さんは楽しく英語を勉強できる教材として英語落語を考えているのかもしれませんね。
・世界の人が日本の伝統芸能にふれる機会ができる。
・日本人の英語学習の1つになる。
・日本と世界の文化のかけ橋になることができる。
立川志の春さんは英語落語の中でたくさんのことを教えてくれています。
・自分の可能性を信じて新しいことに挑戦することの大切さ
・言葉の壁を越えての人と人とのつながりのすばらしさ
立川志の春さんの挑戦している姿は挑戦を迷っている人に大きな勇気を与えてくれるでしょう。
楽しく英語を勉強できると嬉しいな。
今度聴いてみようかな。
そうですね。
一度聞いてみるといいですよ。
新しい発見があるかもしれません。
立川志の春は「Newsがわかる」で落語で英語を連載!
2021年10月号から毎日新聞出版の「月刊NEWSがわかる」で「落語で英語」を連載中!
この連載では、古典落語を題材にしています。
英語で古典落語を披露しています。
日本語の面白さや落語の奥深さを英語で表現するという試みです。
日本の伝統芸能である落語と、国際的な言葉とされている英語。
この二つの違うものが立川志の春さんの手によって英語落語となります。
この英語落語は、他の国の人にも日本の伝統芸能の落語を知ってもらう機会を増やしています。
・立川志の春さんの英語落語の音声を聞くことができます。
・英語のテキストと日本語訳が掲載されています。
英語を聞いてもわかるか不安だなぁ。
でも楽しそうだから聞いてみたい気もする。
昔は人気漫画が英語で出ていた時もあるよ。
英語が得意な子はわかったのだろうけれど、私には少し難しかったわ。
そうですね。
英語というだけで不安になることもあります。
英語落語は日本の伝統芸能である落語を世界へと広げることができます。
立川志の春の学歴は?
最終学歴はアメリカのイェール大学卒業です。
8歳の頃に父親の転勤でアメリカのニューヨークで3年間過ごしています。
この頃の立川志の春さんは、内気で泣き虫な子でした。
しかし、英語ができない中で悔しい思いをした経験から英語を勉強。
英語ができるようになるにつれて自己主張をすることを覚えていきます。
帰国後、千葉県柏市へ。
渋谷教育学園幕張中学校・高等学校を卒業します。
高校2年生の時、千葉県柏市の姉妹都市交換留学プログラムで、アメリカ・トーランス市へ。
この経験でアメリカの大学への進学が現実味が出てきました。
日本の大学は受験時には学部を決めています。
しかし、日本の大学と違ってアメリカの大学は3年生で学部を決めればいいのです。
そのこともあり、アメリカの大学がいいと思ったと言っています。
学部はいろいろと考えて、近代中国史を専攻しています。
香港返還の時期と重なっていたこともあり、これからの中国に注目が集まっていました。
日本の大学とアメリカの大学はいろいろと違うんだね。
そうですね。
国によって教育に環境は違ってきます。
調べてみると面白いですよ。
立川志の春の落語を聞きに行くときに気をつけたいことは?
周りの人のことを考えた服装で、時間に余裕をもって会場に行きましょう。
一般的に落語を聞きに行くときは寄席(よせ)になります。
・落語、漫才、手品、講談、紙切りなどの古典芸能を楽しめます。
・飲食は基本大丈夫です。(ただし、例外もあります。確認してから行きましょう)
この寄席では落語をはじめとした古典芸能をは長い時間鑑賞します。
その長い時間をスーツや着物では見終わる頃には疲れ切ってしまうでしょう。
落語は楽しんでみるものです。
そう考えると、楽な服装の方がいいと思います。
実は、落語を聞きに行くときの服装に決まりはありません。
自分の好きな服装で大丈夫です。
ただし、カジュアルすぎる服装で行くと周りから浮いてしまうことがあるかもしれません。
落語を聞きに行くときは着物でないといけないのかと思っていたわ。楽な服で良いのね。うれしいわ!
周りから浮かない服でしたら大丈夫ではないでしょうか。
長い時間鑑賞するので楽な服の方がいいでしょうね。
携帯電話はマナーモードでもいいの?
携帯電話は電源を切ってください。
落語などの噺(はなし)では話の間(ま)、お客さんとの空気や一体感を作り笑いを誘っています。
せっかく盛り上がった雰囲気が台無しになってしまいます。
そう考えると、携帯電話の電源は切っておくほうがいいでしょう。
好きなアニメを見ている時に邪魔される感じかな?
そう考えると嫌だな。
そうですね。
噺に引き込まれている時に邪魔されると嫌ですね。
出入りはどうしたらいいの?いつでもいいの?
基本出入りは自由ですが、緊急時以外は休憩時間で出入りしましょう。
落語家の人が話をしている時に席を立つ人が見えると話している落語家はがっかりしてしまいます。
そのために盛り上がる話も盛り上がらなくなることがあるかもしれません。
周りの人の集中も途切れてしまします。
長い鑑賞時間ですが、休憩時間が必ずあります。
休憩時間中に飲み物を買いに行くとかトイレなどの用事を済ませましょう。
出入りには気をつけないといけないのね。
話をしている時に立ち上がられると嫌よね。
そうですね。
出入りは休憩時間に行くことがいいですね。
ですが、緊急時は例外です。
立川志の春の好きなものは?
一番好きなものは落語。
落語を一度聞いて落語の世界に入ると決めて周りを説得した人です。
落語家という生き方を選びそれまでの生き方を変えています。
新しい世界に入るときはとても不安だと思います。それでもその世界に入りたいと飛び込んだことは好きなことだからではないでしょうか。
古典落語を研究し新しいネタを作り出して観客の人々に笑いと共に届けることを考えています。
英語落語に挑戦したり本を出し、最近ではYouTubeも作っています。
立川志の春さんは多くの人との交流も楽しんでいます。
野球も好きです。
商社時代には部内対抗の野球大会に出場しています。
試合を楽しんでいたようですね。
自分の好きなことが仕事になると楽しそう。
そうですね。
楽しいだけではないと思いますが、張り合いはあると思いますよ。
立川志の春さんはどんな落語をしているの?
立川志の春さんの落語は古典落語、新作落語、英語落語など。
立川志の春さんの新作落語は面白いと評判です。
現代の出来事を題材にした新作落語をたくさん作っています。
学校での出来事や流行しているものをネタにした落語は共感できることがたくさんあります。
古典落語を元にして新作や英語の落語に挑戦しています。
いろんな落語を勉強して新しいことにも挑戦しているんだね。
そうですね。
中高生新聞のインタビューで、「後悔するなら失敗したことをおもしろい失敗談として話せるようになりたい」というようなことを話しています。
失敗しても挑戦したことを誇れるといいね。
立川志の春のプロフィールは?
立川志の春さんの本名は「小島一哲」。
1976年8月14日に大阪府豊中市で生まれました。
8歳からの3年間をアメリカのニューヨークで過ごし、アメリカの小学校に通学しています。
帰国後は千葉県柏市へ。
渋谷教育学園幕張中学校・高等学校を卒業。
この中高時代には、応援団長やクラス委員などに自分から立候補するほど。
すごいですね。
自信にあふれた人だったのでしょうね。
アメリカのイェール大学を卒業。
1999年に三井物産に就職します。
しかし、2001年11月に立川志の輔の落語を聞き、2002年10月立川志の輔の門下に入ります。
2011年(平成23年)1月1日に二ツ目に昇進します。
寄席の番組中、落語の演目で2番目に高座に上がるので二ツ目と呼ばれています。
服装も今までの着流しとは違い、紋付・羽織・袴を身に着けられるようになります。
厳しい修業をこなして約4年で二ツ目になります。
2020年4月1日に、真打に昇進しました。
2021年5月30日に東京の国立演芸場「立川流落語会」で真打昇進披露公演をしました。
2022年10月16日に中止となっていた真打昇進披露パーティーを開催しています。
・渋谷教育学園幕張中学校・高等学校を卒業。
・アメリカのイェール大学を卒業。・1999年 三井物産に就職。
・2002年10月 立川志の輔の門下へ。
・2011年(平成23年)1月1日 二ツ目に昇進。
・2020年4月1日 真打に昇進。
・2021年5月30日 東京の国立演芸場「立川流落語会」で真打昇進披露公演。
・2022年10月16日 真打昇進披露パーティーを開催。
頭がいい人なんだね。
でも、サラリーマンから落語家になるなんてすごい!
そうですね。
落語家としては異例の経歴です。
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